無計画から始まる情報補完計画。

-何気ない発見が成長へ導く-

後日談【制作日記】

ここでは制作の裏話や、完成までの過程を記していこうと思います。これから何か制作を始める人のための足掛かりになってくれれば幸いです。

~6月初旬~
だいぶうろ覚えですがきっかけはたしかこのつぶやきだったはず。



このつぶやきで機神復活もそろそろやらないとなーと思い始めていました。
この時はまだスワンクリスタルで偽トロ化ができることは知らなかったので、やるんだったら「カメラ」か「エミュレータ」の用意しないとなーぐらいの気持ちでした。

そこで試しに「ワンダースワン 偽トロ」とgoogle先生に相談してみたら先駆者の動画に引っかかったというわけです。


最初はどういう仕組みになっているかわかりませんでしたが、30回ぐらい見直したらある程度構造がわかってきたので、やり方さえわかればかなり簡単になるのではないかというイメージが湧いてきました。

「10万円給付金全然使っていなかったから、これを機に使ってみるか」

こうして、私の偽トロ改造制作が始まりました。


~6月末~
イメージが湧いたはいいものの、先駆者が残したのは偽トロ化した結果のみで手順は残されてはいませんでした。なので、その過程は手探りで進めていきました。インプットされている情報は先駆者のブログに書いてあったあのパーツ情報のみでしたので、出所も手探りで探っていきました。



←当時のレシート。今見ても値段はレトロゲーム機にしては付加価値が上抜けしています。




















こうして、材料が揃ったところで、まずはカメレオンUSBFX2の初期動作が正常に行われるかどうかをチェックする段階へと移りました。

・ドライバーがインストールできない
最初はcyusb_64で作業を進めようと思っていました。しかし何度インストールを試みても認識してくれず、オプティマイズ様に相談したところ、こちらのページを紹介してもらいました。

https://t.co/m8WPYsZKIv?amp=1

「ここまでしなくてはいけないのか」と最初は抵抗がありました。(bootいじったり強制的にドライバー読み込ませる感が強かったので)

とりあえずインストールまではやってみたところ、PC上ではドライバーを認識させることに成功しました。




ただ、カメレオンUSBFX2側は素直に認識してくれませんでした。八方塞がりになってもう一度相談したら、n3dsドライバーと同じドライバーがカメレオンUSBFX2には使われていると返信をくれたので、試しにインストールをしたらPC・カメレオンどちらも認識してくれました。

これがn3dsドライバーをインストールした裏話です。余談ですがドライバーは開発ツールをインストールすればその中にn3dsと同じドライバーがあるので、それをインストールできれば全く問題なかったのですが、全て英語で進めないと行けないので、ピンポイントで見つけてインストールするのはかなり難しいです。



~7月初旬~
こうして試行錯誤の末、偽トロキャプチャー初号機が完成しました。



初号機は変換基板に先に予備半田付けしてワイヤー線が通せなくなったり、思っていたよりもワイヤー線が長い状態で配線してしまったりと、色々と問題があったので、信号がPCに出力されていないのは多分こういった理由なんだろうなぐらいで、この時は特に何も考えず再度一から作り直しをしていきました。


~7月中旬~
初号機のデータを元に細かい仕様を決めていき弐号機が完成。



なんだか「アンインストール」が流れてきそうな不気味な機体に見えますが、
なぜこうなってしまったのかというと、信号出力時に発生するノイズをできるだけ受けないようにワイヤー線を全て16センチで統一すれば、信号の流れも一定になって気にしなくてよくなるのでは?と浅はかな知識で思い切ってやってみたら番号によっては長さが足りなくなって、基板を宙に浮かさないと接続できない状態になってしまいました。

変換基板の方は、今回はちゃんと通してから半田付けが出来たので、信号処理は問題ないと思いますが導線の方が変換基板の穴より太くて入らなかったので、外側を少々削ぎ落としています。
因みに、この時の導線はAWG20を使用しています。

弐号機でも微妙な完成度だったので出力されるか不安でしたが、半田付けは壱号機よりも精度を高めて接続したので、映像ぐらいは映るだろうなと思っていました。

ですが、思惑外れ、シグナルが0で返ってきました。流石にこれはおかしいと思い、先駆者に相談してみたところ、私の使っていたFFCケーブルがリバースタイプではなく同一面タイプだったのがそこで発覚し、そのままでは映像は映らない事がわかりました。

ケーブルをリバースに変えれば映るという情報を得ましたが、さすがにこの地球の存亡を賭けて戦いそうな機体を使うのは後で色々と問題になりそうだったので、再度作り直しをしていくことに決めました。



~8月末~
再度細かい仕様を決めて、完成した参号機がこちら。



こちらが現在使っている偽トロキャプチャーになります。
弐号機のデータを踏まえて、番号によって配線を調整して纏まる形にしました。

ワイヤー線も細い物に変えてから、スルーホールは難なく通るようになったので、AWG22がベストだと結論が出ました。まだ使って2日ぐらいなので、不具合が発生するかはわかりませんが、今のところ特に目立った障害はでていないので、これを完成にしています。


ということで、これが私の偽トロ制作日記でした。夏休みの自由研究で提出したらかなり評価されると思っています。(ドヤ顔)

~追記~



左の画像は液晶の剥がし方がわからず、剥がすのに失敗した画像(分解している動画があったので行けると思ったんですけど、ハードルは高かった・・)

右の画像は穴開ける場所を間違えてしまったやつ(そのうちガムテープで補強します( ˘ω˘))