無計画から始まる情報補完計画。

-何気ない発見が成長へ導く-

第四章【工作編】

いよいよここから作業に入ります。作業内容を分かってしまえば中学レベルぐらいでできる工程なので、熟読すればかなりの確率で成功できると思います。

0.偽トロキャプチャ for WSのプレビューをダウンロード
制作者のブログに飛んでツールをダウンロードしに行きます。
解凍してデスクトップに置いておきます。


1.スワンクリスタルの液晶フレキシブルを外す
本体を解体、上に開くハッチではなく左右の黒い部分を引くハッチなので注意



ドライバーで抜くのがコツ。3dsと違って黄色い○を上に上げるタイプではなく左に押すタイプのやつ。壊れやすい箇所なので左・右・左・右とバランス良く抜いていく。









2.スワンクリスタルの液晶画面を剥がす(怖いならやらなくてもよい)

基盤を安全な場所においてから、スクリーンレンズ(表面の黒枠内にある画面を見る部分)を奥に押し込んで、その間に液晶の接着剤部分を親指で剥がす

フレキシブル外すだけでOKになった。


3.ワイヤー線を用意(ワイヤーの長さとはんだ付けの順番を追加)
20cmになるように16本ワイヤーを切る(3本は抵抗器を含めて20cmに調整して切断)



4.ワイヤー線の絶縁体を片側だけ向く
5mmくらい剝き出しにする。
カッターの場合傷をつけたワイヤーの場所をベースに回転させながら切り込みを入れ
傷を一周させてから引っ張ると剥きやすい



5.剥いたワイヤー線をよくねじる

スルーホールの穴がかなり小さいので出来るだけねじって細くする。



※6.カメレオンUSBのピンソケットはんだ付け(ここは慎重にやること!)

追記:先に手順8を一読して置くとトラブルになりにくいです。

20Pのピンソケット×2をカメレオンUSBに挿入。そのまま逆さまにしてソケットとカメレオンの設置面に隙間がないことを確認してから
該当する箇所をはんだ付けをする。これをしないと後から隙間が見つかっても修正が死ぬほど面倒になる。


この状態みたいに接地面に隙間が出なければOK。はんだ付けをするとき基板にハンダゴテを押し付けて作業するとソケットがグラつき、ずれて固定される可能性があるため
力んでしまう人は両端(№37・№2など)に仮固定のはんだ付けを行ってから、隙間ができていないことを確認し、作業を進めていく方が安定性が生まれる。

人の手を借りられるならソケットをガッチリ抑えて貰うのもあり。








7.ユニバーサル基板の予備はんだ付け

手順6と同じように該当する箇所をピンヘッダの上にユニバーサル基板のABCD側を先頭に乗せて少しだけはんだをつける(ピンソケットとの相性が悪くなりそうなら先にソケットにピンヘッダーを刺してその上から基板のはんだ付けでも良い)



8.aitendoに該当する番号にはんだ付け(注意あり!)

制作者の記事でダウンロードしたフォルダを開き、readmeを読みます。
剥いたワイヤーをFFC変換基板のスルーホールに下から通して該当番号が若いほうからはんだ付け
はんだ付けのコツはスルーホールに通したワイヤー線の先を2秒くらい半田ごてで当てて、
その状態ではんだを当ててはんだが下まで流れていけば正解。(滝のように流れていけば文句なし)

注意!
readmeに書かれているワイヤーの配線図は「リバースタイプ」のFFCケーブルで実装した説明書です。「同一面タイプ」もあるので、この辺の仕様を知らずに購入した方もいると思います。ここでどちらのタイプにも当てはまる配線を追記記載しておきます。

リバースタイプ(○○Wという単位で購入した方)

04(SPS) ---- CN1-40(抵抗入れなくても成功)
02(CLS) ---- CN1-39(560Ω)
23(DCK) ---- CN2-30(10kΩ)
07(GND) ---- CN2-02

11(R0) ---- CN2-35
12(R1) ---- CN2-36
13(R2) ---- CN2-37
14(R3) ---- CN2-38

17(G0) ---- CN1-27
18(G1) ---- CN1-26
15(G2) ---- CN1-25
16(G3) ---- CN1-24

27(B0) ---- CN1-36
28(B1) ---- CN1-35
25(B2) ---- CN1-34
26(B3) ---- CN1-33

同一面タイプ(○○Sという単位で購入した方)

・27(SPS) ---- CN1-40(抵抗入れなくても成功)
・29(CLS) ---- CN1-39(560Ω)
・8(DCK) ---- CN2-30(10kΩ)
・24(GND) ---- CN2-02
・20(R0) ---- CN2-35
・19(R1) ---- CN2-36
・18(R2) ---- CN2-37
・17(R3) ---- CN2-38
・14(G0) ---- CN1-27
・13(G1) ---- CN1-26
・16(G2) ---- CN1-25
・15(G3) ---- CN1-24
・4(B0) ---- CN1-36
・3(B1) ---- CN1-35
・6(B2) ---- CN1-34
・5(B3) ---- CN1-33



9.FFC変換基板の位置を決める
ワイヤー線のはんだ付け作業を効率よく進められる場所を決める



10.ワイヤー線の距離を測る
FFC変換基板↔ユニバーサル基板につなぐワイヤー線の各々の該当する場所まで距離を測り
ニッパーで切ってワイヤーの距離を調整する



11.反対のワイヤー線の絶縁体を向く
手順4でやったワイヤー線の反対側をここで剥く(ユニバーサル基板側のワイヤー線を剥く、あっていれば正解)ここはワイヤーストリッパーがあると便利に剥ける。



12.抵抗器に予備はんだをつける

ほんの少しでいいのではんだをつける(はんだがのりにくいので注意)



13.抵抗器とワイヤー線のはんだ付け

該当するワイヤー線に抵抗器をはんだ付けする作業。

ワイヤー線→抵抗器→ワイヤー線→ユニバーサル基板の配線になればOK。なお、ワイヤー線は予備はんだ済とする。



※14.ワイヤー線をユニバーサル基板にはんだ付け
aitendo基板→ユニバーサル基板に向かうワイヤー線に予備はんだをして結合する作業、適当にやるとワイヤー線が交錯するので、FFC変換基板(番号こっち向き)|空白|ユニバーサル基板(先端→外・内←先端||先端→内・外←先端)|USB先端。とルールを決めたほうがいい



15.ケースの加工

ユニバーサル基板への配線が終わったら、スワン本体FFCケーブル↔aitendo変換基板の配線を完了するために

FFCケーブルを本体から外へ出せる分の穴を作る。













ケーブルの向きで信号が来ないこともあるので向きにも注意。





16.動作確認

FFCケーブルをaitendo変換基板に挿して、完成したユニバーサル基板をカメレオンUSBにがっちゃんこしてPCに接続・動作チェック。



※6隙間が生まれて接地させてしまったとき
2カ所までだったら多分吸い取り線を使って外すことができると思うが、それ以上になると固定箇所が多すぎる原因でソケットを壊さないと厳しいかもしれない
無事取れたらつまようじを使って埋もれてしまったはんだを除去する。

※14(先端=ワイヤーのルート、空白=全てのワイヤーの交差を纏める場所、内・外・矢印=ワイヤーの先端をピンヘッダーに付ける位置と付ける向き)

補足:aitendoハッチにFFCケーブル挿入
   一番上までハッチを開けないと奥まで入らない
   入るときは入ったという感じはないのでぐいぐい入れてハッチを閉めたときに抜けなければ成功

   ワイヤー線が交差する部分は下から交差するイメージを持って作業を進める。